Simplex Mkll

 Simplex Mkll(シンプレックス Mk2)は、Well Temperedのコンセプトをより多くの方々にお楽しみいただくためのベイシック・モデルです。

 好評だったSimplexが大幅にグレードアップしました。フラッグシップ・モデル Versalexの設計思想を受け継ぎながら、シンプル且つコンパクトにまとめ上げたモデルです。軽量でコンパクトなボディーからは想像できないような、低域の伸びとスケール感を表現し、非常に歪の少ないサウンドは、音楽のジャンルを問わずに楽しめる、アナログ再生のニュー・スタンダードモデルです。

Well Tempered Standard Tonearm
 LTD Symmetrex Tonearmのコンセプトをそのままに、シンプルでコンパクトなNew Standard Tonearmを搭載しました。New Standard Tonearmは一般的な意味でのベアリングを持っていません。構造は共振を排除した特別なアームチューブが取り付けられたゴルフボールがモノフィラメントで吊り下げられており、このゴルフボールがオイルカップに入った高粘度シリコーンオイルに部分的に浸されている唯一無比な独自なものです。ゴルフボールは非常に正確に作られていて、不要な共振がなくパーツとして十分に適合しています。トーンアーム・アッセンブリーの重心はゴルフボールより上にあり、かつゴルフボールの底部が浸されているシリコーンオイルの制動作用により、スタイラスがレコードの溝に大きな振幅を検出したときに増加した抗力はトーンアームを押し下げ針圧を優しく増加させ、すべてのカートリッジのための安全で安定した状態を維持させます。

"Baltic " Plywood Plinth
 グレードアップしたキャビネットは、Versallexと同様の高密度で非常に堅い、マルチレイヤーのバルチック・プライウッドを採用しています。適度な内部損失を持ち、かつ十分な重量のある30mm厚のキャビネットは、従来より重心の低い、ナチュラルなサウンドに貢献しています。

Platter bearing
 ウェルテンパードのスピンドル・ベアリングも独自のユニークな構造です。スピンドルの周りの穴は、テフロン製の三角形の穴で、三角形の一角がモーターに向けられています。丸いスピンドルがこの上部のテフロンベアリングの面二点と底軸受け一点の三点で接触するゼロクリアランスとなり、非常に高度な回転安定性を持ったテフロン・スラスト・ベアリングとなり、ベアリングノイズは可能な限り抑えています。

Motor
 使用モーターは、サーボ・コントロールされた小型DCモーターで、振動をコントロールしてキャビネットにマウントされています。

Drive thread
 新たな製品を開発するにあたって、様々なタイプの百種類以上ものベルトやストリングを試し、極細Φ0.004inchのポリエステル・ストリングを採用しました。
 アクリルプラッターの回転は、この大変独創的なゼロクリアランス・ベアリングと極細Φ0.004inchのポリエステル・ストリング・ドライブと相まって、ほとんど無視できるほど低いワウ・フラッターの数値を実現しました。 

Acrylic platter and Mat
 プラッターは適度な内部損失と機械的安定性を持ち合わせた、ブラックアクリルを採用しています。
 ディスク・マットは、何種類もヒアリングした中で最も効果的であった、ポリエステル+PVC製ディスク・マットを採用しています。